ラバーダム|歯内療法(根管治療)ウィキペディア

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ラバーダム

根管内部の無菌化向上に必須のラバーダム

ラバーダム

根管治療の成功は、根管内部の無菌化にかかっています。しかし、私達の口腔内には無数の細菌が存在しているため、処置を行いながら無菌化を図る事は容易ではありません。そこで活躍するのがラバーダムと呼ばれるゴム性のシートです。ラバーダムは、治療を行う歯のみを劣悪な口腔内から隔離する事によって、唾液などの侵入を抑え、できる限り無菌状態での処置が行える環境を作り出す事ができます。そのため、再発リスクを抑えた精密な根管治療ではラバーダムは必須のアイテムと言えます。

なぜ無菌化が重要なのか?

虫歯や歯周病と言った歯科治療で有名な疾患はどちらも細菌による感染症です。つまり、重症化した虫歯に対して行う根管治療も、原因となる細菌の除去が目的となるのです。ですから、根管治療の際には、内部に細菌を入れないようにする事、残さない事がとても重要です。

根管治療の失敗は、

大きく分けて理由はこの3つです。細菌が根管内に存在する事によって、再根管治療が必要となる根尖性歯周炎(根の先に生じる病変)を発症させてしまうのです。逆に言えば、根管内の無菌状態にすることができれば、根尖性歯周炎は発症しないのです。

根尖性歯周炎が細菌によって引き起こされるという証明

根尖性歯周炎が根管内部の細菌感染によって起こる事は、今から約50年程前の1965年にKakehashiらの実験論文によって証明されています。

Kakehashi S (1965)『The effects of surgical exposures of dental pulps ingerm-free and conventional laboratory rats.』

この実験は、口腔内に細菌を保有するマウスと無菌状態のマウス2匹の歯に穴を開け、神経を露出させた状態で経過観察を行うというものです。42日経過した時点で、無菌状態のマウスは神経の治癒が起こり、健康状態を維持しているのに対し、菌を保有しているマウスは、全ての歯の神経が壊死し、「根尖性歯周炎」が認められました。この実験によって、細菌が存在しなければ「根尖性歯周炎」は発症しない事が証明されたのです。

ラバーダムの重要性が証明されているにもかかわらず・・・

上記の論文で細菌の侵入を防止する事がどれだけ重要かが証明されているにもかかわらず、日本の根管治療時のラバーダム使用率は、未だに低くいのが現実です。

日本歯内療法学会に在籍する歯科医師

人数 約2,000人
必ずラバーダムを使用する 25%
時々ラバーダムを使用する 25%
ラバーダムを使用しない 50%

日本の一般歯科医師

人数 約10万人
必ずラバーダムを使用する 5%
時々ラバーダムを使用する 40%
ラバーダムを使用しない 55%

歯科先進国アメリカの根管治療専門医

ラバーダムの使用率 90%以上

ラバーダムを90%以上が使用しているアメリカの根管治療専門医は、根管治療の成功率も90%以上と非常に高いため、根管治療時の際にラバーダムを使用することがどれだけ重要かお分かり頂けると思います。

(参考文献)
1)吉川ら:根管処置におけるラバーダム使用の現状. 日歯内療誌, 24:83-86,2003.
2)Whitten BH et al : Current trend in endodontic treatment : report of a national surgery. J Am Dent Assoc,127:133-1341,1996

ラバーダム防湿法の特徴

無菌化の向上

ラバーダム防湿を施す事で、感染物質を取り除いて綺麗になった根管内部に唾液が侵入するのを防ぐ事が出来ます。細菌だらけの唾液が0.01mlでも入ると根管治療は失敗してしまうため、無菌化の精度を向上させ、成功率を上げる事が出来ます。

器具の落下防止

根管治療では小さな器具も使用するため、万が一の口腔内の落下を防ぎ、患者さまの誤飲を防止する事ができます。

湿気の遮断

湿気や息の遮断によってデンタルミラーの曇りを防ぐことができ、より効率のよい処置が可能となります。また、根管充填の際にも、湿気がないことによって、薬剤の硬化を早める事が出来ます。

効率的な処置が可能

ラバーダム使用時は、ずっと口を開けている事になります。そのため歯科医師がお口を開くための補助を行わず、処置のみに集中ができるため治療精度や効率の向上が見込めます。

口腔内の保護

治療に使用する薬剤が頬や舌などに付着すること、ドリルなどによる口腔内の損傷なども防止することができるため、治療中に起こりうるリスクを気にする事なく治療を行えます。

院内感染防止

ラバーダムによってお口が保護されているため、治療中に飛散する唾液や微細な歯牙の破片など、吸入を防止する事により、院内感染を抑える事が出来ます。

強い薬剤を使用できる

根管内部の殺菌をする際、口内に触れると熱を感じたり、苦味を感じたりするような強い薬剤を使用する事があります。ラバーダムを使用する事によって、口腔内に侵入する事を抑制できるため、安心して使用する事が出来ます。

治療患部の消毒の徹底

根管治療は細菌との戦いですので、常にクリーンな状態に保つ事がとても重要です。ラバーダムを使用する事で、唾液によって消毒液が流されてしまう事を防ぎ、患部の消毒を行いながら治療を進める事が出来ます。

水が喉に入りづらい

根管治療中は根管内部を洗浄しながら治療を進めていくため、水分が多く喉に入ってしまい苦しい時があります。しかし、ラバーダムを使用する事によって、喉に水が入るのを抑える事ができ、長時間お口を開けていても苦しい思いをする事がありません。

ラバーダムを使用するのが不安な方へ

シリコン製の器具ラバーダムを使用した事がない人は、息苦しくなりそう、ずっと口を開けているのが疲れそうなど、不安に思う事も沢山あると思います。精神的な事が理由で息苦しさを感じる方がたまにいますが、慣れると楽に治療を受けていただけます。

お口の方も、ずっと自分の力で開けておくのは疲れますが、バイトブロックと言うシリコン製の器具を奥歯で噛む事で、長時間でも疲れずにお口を開けておくことができます。ただし、素材がゴムですのでアレルギーの方は使用する事が出来ません。

※アレルギーがある方は、事前にお知らせください。

十分な歯質がない方でも大丈夫!!

ラバーダムは治療する歯に装着して使用するため、残存歯質が極端に少ない人は歯に引っ掛ける事ができず、使用ができない状態になってしまいます。

そこで行うのが「隔壁の形成」です。レジン(歯科用樹脂)を使用して、厚みがない歯牙に高さを与える事でラバーダムの装着を可能にします。

東京でラバーダムによる細菌管理を徹底した根管治療をご希望なら

柳沢歯科医院

柳沢歯科医院では、さまざまな恩恵があるラバーダムを使用して再発リスクの軽減にこだわった精密根管治療に努めています。ラバーダムで治療患部を隔離する防湿法は、歯科先進国では当たり前のように行われている処置で、それによって高い成功率を実現しています。東京調布市にて再発防止に努めた精度の高い根管治療をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。

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