小さな露髄を見逃さない|歯内療法(根管治療)ウィキペディア

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小さな露髄を見逃さない

投稿日:2021年4月16日

カテゴリ:院長ブログ

露髄とは?

歯の内部のゼリー状の軟組織である「歯髄」が外側に露出してしまうことです。虫歯を取り除いているケースや歯が折れるなどの外傷で、露髄が起きます。

場合にもよりますが、多くの場合、この露髄が起きてしまった場合、その入り口から細菌が歯の内部に侵入し、細菌感染が起き、歯髄は壊死し、症状が進むと根の先の炎症「根尖性歯周炎」が起きてします。

 

マイクロスコープの有用性

この露髄ですが、肉眼でも確認できるわかりやすいケースなら問題ないのですが、肉眼では確認できないような状況で露髄する場合もあります。そのような場合、見落としてしまう場合も少なくありません。実際に、歯髄壊死を起こしてる歯の根管治療を治療している場合、「露髄を見落としたのだろう」と感じるケースが多くあります。このような場合に、露髄を確認するために、マイクロスコープがとても有効です。

実際のケースを提示致します。

このような深い虫歯がある場合、

虫歯を削り飛ばして、

内部を確認してみると、露髄していました。触っている部分が露出しているところです。

この露髄を見逃すと、内部には細菌感染が拡大し、根の先には炎症が起き、場合によっては、激痛も起きます。

根管治療が必要になってしまうのは残念ですが、このように、マイクロスコープは細かい部分を正確に確認するのに、とても有用です。

 

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